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2025.11.21

オフィスの床材・デザインの選び方を解説!床材の種類やOAフロアのトレンドも

カテゴリー :
オフィスデザインオフィス内装工事オフィス改装内装デザイン
キーワード :
オフィスづくりゾーニングブランディングレイアウト効果改装
オフィスの床材・デザインの選び方を解説!床材の種類やOAフロアのトレンドも

オフィスの床材は、企業の印象を決める大きな要素の1つです。配色や素材、デザインを工夫することで、自社のイメージに合った雰囲気を演出することができますが、そのためには床材の種類や特徴をよく知っておく必要があります。

本記事では、オフィスの床材の種類や床選びのポイント、デザインの考え方などを解説します。

オフィスの印象は床で決まる!床を選択する3つの基本

オフィスの印象は床によって左右される部分が大きく、特に以下の3つの要素が関係します。

床の配色

色は人間の心理に影響を与える大きな要素です。オフィスでは、従業員や来訪者様に実感してもらいたい職場環境や雰囲気をイメージして配色を決めることが大切です。

配色が心理に与える効果は以下の通りです。

心理的効果オフィスでの印象・
活用ポイント
活力・情熱・緊張感を与えるエントランスや会議室でアクセントに使うとエネルギッシュな印象。
ただし、過度に使うと落ち着かない
黄色明るさ・親しみ・創造性を促すコミュニケーションスペースや打ち合わせスペースに適し、前向きな雰囲気を作る
安心感・リラックス・調和をもたらす会議室や集中作業エリアに適し、落ち着いて作業できる環境をサポート。
エントランスや休憩コーナーにも適している
冷静・知的な印象・信頼感を与える執務室や会議室に適しており、集中力を高め、プロフェッショナルで落ち着いた印象を与える
高級感・重厚感を与えるエントランスや役員室に適しており、フォーマルで洗練された印象。
ただし、広範囲に使用すると圧迫感を与える
グレー中立性・安定感・落ち着きを与えるオフィスのベースカラーとして万能。主張しすぎず、家具やアクセントカラーを引き立てる
清潔感・開放感・シンプルさを示す執務室全体や受付に適し、明るく広々とした印象を与える。
ただし、汚れが目立ちやすい点に注意

床の素材

床の素材は配色によって決まることもありますが、音・歩きやすさ・掃除のしやすさといった機能面に大きく影響する要素です。オフィスの用途や快適性に直結し、デザイン性と機能性の両立を考慮して決める必要があります。

具体的な床材とその特徴は次章で解説します。

床のデザイン

床の色と素材が決まった後は、デザイン(柄や模様)を選定します。同じ色・素材であっても、木目調、ストライプ、タイル柄などの違いによって空間の印象は大きく変化します。例えば、木目の柄は温かみと自然な印象を演出します。

また、床のデザインを壁や家具と調和させることで統一感が生まれ、オフィス全体の完成度を高めることが可能です。

オフィスの壁紙の種類や選び方は下記記事をご覧ください(準備中)。

記事No.9 壁紙でおしゃれなオフィスに変わる!種類と選び方、ワンランク上の壁紙術を伝授

オフィスで使われる床材の種類4選

以下では、オフィスでよく使われる床材の特徴を解説します。

スタンダードな床材「タイルカーペット」

タイルカーペットは、正方形や長方形のパネル状に加工されたカーペットで、オフィスで最も広く使用されています。耐久性や防音性に優れ、汚れた部分だけを取り外して交換できるため、日常的なメンテナンスが容易です。

また、色やデザインのバリエーションが豊富で、オフィスの雰囲気に合わせた空間演出が可能です。コストと実用性のバランスに優れた床材といえます。

耐久性に優れた「ビニルタイプ(フロアタイル・フロアシート)」

ビニル素材を使った床材には、PVCタイルとロール状のクッションフロアシートがあります。耐久性・撥水性に優れ、清掃も容易であるため、廊下や給湯室、食堂などの水回りや、人の出入りが多いエリアに適しています。

さらに、デザイン性も年々向上しており、木目調や石目調など高級感のある仕上がりを低コストで実現できる点もメリットです。一方で、明るい色の床材を採用するとヒールの後が残りやすい、といったデメリットがあります。

天然素材の「フローリング」や「大理石」

天然素材を使った床材は、オフィス空間に高級感と温かみを与えます。ただし、コストが高くなる傾向があるため、部分的に取り入れると良いでしょう。

主な素材としては、フローリングと大理石があります。

  • フローリング:木目の質感が温かい雰囲気を演出するため、リラックススペースや休憩エリアに最適です
  • 大理石:重厚感と上質さがあり、エントランスや応接室など来訪者様を迎える場所に適しています

空間にアクセントを与える「ラグマット」

ラグマットは床の一部に敷くだけで、手軽に雰囲気を変えたり、空間を視覚的にゾーニングしたりできるアイテムです。カラーや素材の選び方次第で、オフィスに遊び心や柔らかさを取り入れることができます。

ただし、厚みのあるタイプは椅子の出し入れもしにくい恐れがあり、掃除の手間も増えるため、サイズや設置場所を工夫する必要があります。

失敗しないオフィスの床選びの4つのポイント

オフィスの床選びで失敗を避けるためには、以下の4つのポイントを押さえることが大切です。

①会社のコンセプトやブランドイメージに合うデザインを選ぶ

オフィスの床の色や素材、柄は来訪者様の目に最初に入る部分であると同時に、従業員が日常的に触れる空間でもあり、働くモチベーションに大きく影響します。そのため、企業のコンセプトやブランドイメージに合ったデザインを選ぶことが大切です。
例えば、IT企業では先進的でスタイリッシュな印象を与えるデザインにしたり、クリエイティブ系の会社では遊び心のある鮮やかな色やユニークなパターンを取り入れたりと、企業の個性を反映させることでブランディング効果を高めることができます。

②視覚的なゾーニング分けができるデザインを選ぶ

床材の色や素材を工夫することで、壁やパーティションを設けずに空間を区切る「視覚的なゾーニング」が可能となります。例えば、執務スペースと休憩スペースで異なる色や床材を使用することで、エリアの機能や役割を自然かつ明確に分けられます。これにより、従業員が無意識に「集中」や「リラックス」などの意識を切り替えられる環境を整えることができます。

上記の事例では、青・白の異なる色の床を用いて明確にエリアを区分けしており、リラクゼーションエリアの床を青色にすることで、気持ちを落ち着かせる効果を持たせています。

③配色の心理的効果を考慮する

床の色は従業員の心理や行動に大きな影響を与える要素です。冒頭でもお伝えした通り、青や緑などの寒色系は集中力を高め、会議室や執務スペースに適しています。一方、赤や黄色などの暖色系は活気や発想を刺激し、アイデアを求めるブレインストーミングエリアや交流スペースに向いています。

また、木目やベージュなどのアースカラーはリラックス効果があり、休憩室やリフレッシュスペースに最適です。こうした色彩心理を考慮して配色を選ぶことで、生産性と快適性を両立できます。

④メンテナンス・掃除のしやすさで選ぶ

多くの人が利用するオフィスの床は汚れやすいことから、日々の清掃が欠かせません。

そのため、掃除のしやすさやメンテナンス性を考慮して床材を選ぶことが重要です。

例えば、タイルカーペットは汚れた部分だけを取り替えられるため効率的であり、ビニル系のPVCタイルやクッションフロアシートは撥水性があり、食事エリアや水回りに適しています。導入段階で「掃除のしやすさ」を意識することで、長期的に清潔なオフィス環境を維持できます。特に、食事エリアは汚れが付きやすいため、メンテナンスのしやすさを重視すると良いでしょう。

【エリア別】おすすめの床材とデザインの考え方

以下では、エントランスや執務スペースなどエリア別のおすすめの床材やデザインについて解説します。

【エントランス】会社の顔としてデザイン性を重視する

エントランスは来訪者様が最初に目にするオフィスの顔であり、第一印象を左右する重要な空間です。そのため、床材は高級感や企業の個性を演出できるものを選ぶのがおすすめです。

【エントランスの床材の例】

  • 大理石:重厚感と上質さを演出し、フォーマルな印象を与えられます
  • 木目調のPVCタイル:温かみや自然な雰囲気を付与できます
  • コーポレートカラーを取り入れたタイルカーペット:ブランドイメージを表現し、印象に残るデザインにすることができます

来訪者様の視点を意識して、床の素材・色・デザインで会社の個性やブランドをアピールしましょう。

【執務スペース】集中力と快適性を高める機能性で選ぶ

執務スペースでは、従業員が長時間快適に働ける環境作りがポイントとなります。特に、防音性や耐久性、掃除のしやすさを重視して床材を選ぶことが大切です。

  • タイルカーペット:吸音性が高く、部分交換も容易でメンテナンス性に優れます
  • OAフロア:配線整理がしやすく、デスク周りの機能性が向上します
  • 色選び:青やグレーなど寒色系は集中力を高める効果があります

機能性と心理的効果の両面から、快適で効率的なオフィス環境を実現できる床材・デザインを選びましょう。

【会議室】議論を活発にする色や、集中しやすいデザインを取り入れる


会議室は議論や意思決定を行うための重要な場であり、活発なコミュニケーションや集中力を促す床デザインがおすすめです。

【会議室の床デザインの例】

  • シックな色合い(青・グレー):集中力を高め、落ち着いた議論に適しています
  • 明るい色(黄色・ピンク):活気やひらめきを促し、創造的なブレインストーミングに向いています

自社の会議内容や目的に応じて床材の色やパターンを選ぶことで、議論の質を高めることができます。

【リフレッシュスペース】リラックスできる居心地の良さを演出

リフレッシュスペースは、従業員が気分転換できる居心地の良い空間であることが求められます。床材を工夫することで、リラックス効果や温かみを感じさせる空間を演出できます。

【リフレッシュスペースの床デザインの例】

  • 木目フローリング:自然な温かみを演出し、落ち着いた雰囲気を作り出せます
  • 暖色系のアースカラーの床材:リラックス効果を高めます
  • 芝生風カーペット:温かみや自然を感じさせる空間を演出できます
  • 個性的なラグマット:遊び心を加えられ、視覚的にゾーニングも可能です

気持ちの切り替えやリフレッシュ効果を意識した床材の素材や色、柄を選ぶと良いでしょう。

オフィスの床は配線整理が鍵!うまく整理する方法とは

オフィスでは、パソコンや電話、プリンターなどから多数のコードが床周りに散在しやすく、安全性や美観の面で課題になります。本章では、配線整理の方法を解説します。

複数のコードをまとめるアイテムを活用する

複数のコードをまとめられ、比較的安価で手軽に導入できるアイテムを活用することで、配線を簡単に整理できます。下記のアイテムは特に、小規模なオフィスや一時的な配線整理で効果を発揮します。

  • 結束バンドやスパイラルチューブ:複数のケーブルを束ねることで、絡まりを防ぎ、見た目もすっきりします
  • 配線モールやケーブルボックス:露出した配線を隠すことができ、ホコリの蓄積や足元でのつまずきを防止します

OAフロアを導入する

根本的にオフィスの配線を整理するには、OAフロアの導入が最も効果的です。OAフロアとは、床を一段高くしてその下に配線や通信ケーブルを収納できる構造の床材で、オフィス環境をすっきりと整えることができます。

ケーブルを床下に隠すことで、安全で美しいオフィスを実現できる点や、配線の追加や変更も容易で、オフィスのレイアウト変更に対応しやすい点がメリットです。

OAフロアには、支柱式・置敷式の2種類があります。

①支柱式OAフロア:

床下空間に高さを持たせるタイプで、配線量が多いオフィスに向いています。

②置敷式OAフロア:

既存の床に直接設置するタイプで、比較的施工が簡単です。

最近はむき出しのOAフロア導入の事例も

OAフロアの上にタイルカーペットや塩化ビニルタイルを敷かず、OAフロアそのものを仕上げ材として使う場合もあります。

インダストリアルな雰囲気を演出したいオフィスや、未完成感やラフなデザインを空間コンセプトとして取り入れたいオフィスで導入されることがあります。ただし、ヒールの音や声などが反響しやすいといったデメリットもあるので、導入時は注意が必要です。

オフィスの床をリニューアルする前に知っておきたい注意点

オフィスの床は、無計画にリニューアルすると原状回復が難しくなったり、工事の費用や期間が予想以上にかかったりしてしまう場合があります。

そこで、リニューアル前に以下のポイントを押さえておくことが重要です。

床の張り替えが容易か、原状回復しやすいか

オフィスの成長や組織変更に伴い、レイアウト変更やエリアの再構成が頻繁に発生する企業では、張り替えが容易か確認する必要があります。

例えば、接着剤で広範囲に固定するタイプ(フローリングやタイルカーペット)は、剥がす際に床面を傷つける可能性があり、張り替えに時間と費用がかかります。

特に、賃貸オフィスでは退去時に原状回復が求められるケースが多いため、施工時に床材の固定方法(接着か置敷か)を確認しておくことが重要です。

工事にかかる費用

床工事の費用は、床材の種類・施工方法・面積・既存床の状態によって大きく変動します。一般的に、施工面積が広いほどスケールメリットが働き、平方メートル(㎡)単価は割安になります。既存床材の剥がし作業や廃材処理の工程が発生する場合には、追加費用が必要です。特に、接着式床材は剥がしに時間がかかり、廃棄物も多くなるため、見積もり時にどのくらい追加費用がかかるかよく確認しておく必要があります。

工事にかかる期間

工事期間は、床面積・床材の種類・施工方法・作業時間帯(平日か休日か)によって変わります。

置敷式のOAフロアで200㎡未満であれば、休業日の施工で1〜2日程度で完了するケースが多く、業務への影響を最小限に抑えられます。一方で、支柱式OAフロアの場合、支柱を床に固定する工程があるため、施工期間が長くなる傾向があります。

支柱の高さ調整や配線スペースの確保など、精度が求められるため、事前の工程管理が重要です。
業務への影響を避けるため、夜間・休日施工やエリア分割施工など、柔軟なスケジュール調整が可能か施工業者と相談しておくと良いでしょう。

オフィスの床を含めたリニューアルはイルミナにお任せ

オフィスの床材は、色や素材によって印象が大きく変わるため、自社のイメージやコンセプトに合ったものを選ぶことが重要です。

しかし、床材の検討には、デザインに加え内装全般やオフィス家具の変更、電気配線なども含まれるため、自社だけで最適なものを選ぶことは容易ではありません。そこで、これらをトータルで提案できるオフィス作りのプロに相談することがおすすめです。

イルミナでは、内装設計・デザインはもちろん、建築監理サービス全般のトータルサポートまで、お客様のご状況に合わせたサービスを提供しています。

床材の検討を含めた施工実績も豊富ですので、ぜひご相談ください。

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この記事を書いた人
イルミナ コラム編集部
ひとと企業の成長を創り出す「オフィス」づくりで、みなさまの「はたらく」を明るく、新しくするためのお役立ち情報を発信していきます。
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