近年、オフィス戦略において重視される「ブランディング」。
先述のように、内装構築の目的の明確化からコンセプトに落とし込み、自社ならではのブランド価値をオフィスに表現することができれば、インナーブランディング/アウターブランディング双方に寄与することができます。
オフィスによるブランディングで、最も重視されやすいスペースはエントランスと会議室・応接室です。
エントランスは、オフィスを訪れたお客様・採用希望者による第一印象が決まる、オフィスの「顔」となる場所です。照明やウォールアートといった演出に力を入れる企業様も多くいらっしゃいます。
会議室・応接室は来訪者へのイメージ向上だけでなく、従業員にとっても心地よく利用するための大切なスペースといえます。
従業員エンゲージメントや採用強化において重視されるのが、ワークスペースです。自社らしい配色やオフィス家具の選定だけでなく、企業文化に合った働き方が実現できるレイアウトも従業員の帰属意識やエンゲージメントの向上に繋がります。
コロナ禍のリモートワークを経てオフィスでのコミュニケーションなど出社することでしか得られない価値を再認識された方も多いのではないでしょうか。実際、リフレッシュスペースや会議室以外のミーティングコーナーといった、従業員同士のコミュニケーションやコラボレーションが活性化されるスペースを設けられるケースも増えてきました。
従業員が自社のブランド価値を理解してこそ、社外へのブランディングにも活きていきます。オフィスにブランディング要素を取り入れる際は、社内外双方からのイメージを考慮することがポイントです。