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2026.01.30

出社したくなるオフィスはどう作る?ポイントを事例とともにご紹介

カテゴリー :
オフィスデザインオフィストレンドノウハウ
キーワード :
オフィスづくりコミュニケーションブランディングレイアウト働き方改革出社したくなる出社回帰
出社したくなるオフィスはどう作る?ポイントを事例とともにご紹介

リモートワークが普及する一方で、従業員がオフィスで直接対面して業務を行うことの意義も、最近では再評価されつつあります。しかし、「出社を促そうとしてもなかなか出社率が上がらない」「出社したくなるオフィスにリニューアルしたいが、何から手を付ければいいかわからない」といったお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、出社したくなるオフィスを作るメリットやその注意点、「出社したくなるオフィス設計」のポイントを事例とともに解説します。

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なぜ今「出社したくなるオフィス」が求められているのか

昨今、リモートワークの普及によって働き方の選択肢が広がり、オフィスに出社する意義が改めて問われています。同時に、場所を選ばずに多様な業務を行えるようになったことで、単なる執務スペースではなく、企業文化の醸成や偶発的なコミュニケーションを通じたイノベーション創出の場としてのオフィスの価値も重要視されるようになっています。
このような背景から、従業員が「出社したい」と思うような魅力あるオフィス環境を構築できるかどうかが、現代の企業にとって不可欠な要素となっているのです。

「出社したくなるオフィス」を作る3つのメリット

「出社したくなるオフィス」とは、単におしゃれでデザイン性の高い空間を指すものではなく、従業員一人ひとりが働きやすく、心身ともに快適に過ごせる空間を指します。

ここでは、そうした「出社したくなるオフィス」をつくることで得られる3つのメリットをご紹介します。

従業員体験(EX)を高められる

出社したくなるオフィスを作ることで、従業員体験(EX:Employee Experience)を高めることができます。

EXとは、入社から退職までのあらゆる接点(オフィス環境、企業文化、業務体験、マネジメントなど)における総合的な体験価値のことです。

快適で機能的、かつストレスの少ないオフィス環境は、「会社は自分たちを尊重している」という安心感や、働く場所としての満足感、環境面での不満の解消といった効果をもたらします。その結果、人材の定着や業務効率・集中力の向上などの良い影響が生まれ、企業全体のパフォーマンス向上につながります。

コミュニケーション活性化とチームビルディング効果

出社することの大きな価値は「人と直接コミュニケ―ションを取れること」であり、その価値を最大限に引き出せるのが適切に設計されたオフィス環境です。

オフィスという同じ空間に多くの従業員がいることで、部署や役職の垣根を越えた偶発的な会話や、隣席での気軽な相談、休憩中の雑談などが生まれやすくなります。

こうしたやり取りは、「セレンディピティ」(偶然生まれる成果や思わぬ発見)を促す重要な要素であり、新たなアイデアや問題解決のヒントを得られることも少なくありません。
例えば、全社員が利用できるカフェスペースやリフレッシュエリアは自然な会話のきっかけとなり、チームの一体感を生み、部門を超えた協働やイノベーションを促す“仕掛け”として機能します。

  • カフェスペース事例
参考:https://illumin.jp/works/quantumaccounting/
  • リフレッシュエリア事例
参考:https://illumin.jp/works/syuppin/

採用・ブランディングへの好影響

オフィスは「企業の顔」と言える存在であり、採用活動や企業ブランディングにおいて重要な役割を担います。

特に、優秀な人材の獲得競争が激化する現代において、魅力的で働きやすいオフィス環境は求職者に対する強力なアピール材料となります。例えば、オフィスツアーや自社オフィスでの説明会などを通じて、先進的な働き方や従業員を大切にする企業文化を具体的に示すことで、入社意欲を高めることが可能です。

加えて、洗練されたオフィスは写真や映像映えもするため、メディア掲載やSNSでの拡散、企業紹介コンテンツでの活用なども期待でき、外部へのブランド発信力強化に貢献します。

これにより、先進的で活力のある企業というポジティブなブランドイメージが社外へ浸透していきます。

出社したくなるオフィスづくりの落とし穴と注意点

理想を追求したオフィスづくりを進めていても、いくつかの点で注意を怠ると従業員にとって使いにくく、投資に見合った効果が得られない空間になってしまう可能性があります。

ここでは、オフィスづくりで陥りがちな失敗例を挙げ、計画段階で押さえておくべき注意点を解説します。

デザイン重視になりすぎて「使いにくい」空間になる

見た目の美しさや斬新なデザインを優先しすぎると、オフィス本来の目的である「働くための機能性」が損なわれることがあります。例えば、開放感を演出するために壁を極端に減らした結果、Web会議の声が響いて集中できない環境になるケースは少なくありません。また、デザイン性は高いものの長時間のデスクワークには不向きな椅子やテーブルを導入したために、身体的なストレスが高まる可能性もあります。

オフィスづくりにおいては、「そのデザインが従業員の快適性・生産性を支えているか」という視点が不可欠です。収納量、コンセントの位置、照度や音響環境、動線といった、日々の業務に直結する実用的な要素への配慮を欠かさないように計画を進める必要があります。

経営層の意図と現場ニーズのズレが生じる

オフィス改革をトップダウンで進めた結果、経営層が思い描く理想の働き方と、現場の従業員が実際に求める環境との間に大きな隔たりが生まれることがあります。

例えば、経営層は「フリーアドレスにしたことでコミュニケーションが活性化するだろう」と考えている一方で、現場は「集中して作業できる固定席が欲しい」と感じているようなケースが考えられます。このように、良かれと思って導入した施策が、従業員にとってはかえってストレスになるケースも多く存在します。

このようなズレを防ぐためには、経営層のビジョンと現場の業務実態の双方を踏まえた設計が求められます。アンケートやヒアリング、業務動線の観察などを通じて現場の声やニーズを正しく把握し、組織全体にとって最適な方向性を見極めることが重要です。

導入後の運用・浸透が想定されていない

新しいオフィスを整えるだけでは、働き方の変革は実現しません。「その空間でどのように働いてほしいか」という運用設計と、従業員への徹底した周知が伴わなければ、せっかくの投資が無駄になる可能性があります。

例えば、フリーアドレスを導入したにもかかわらず、結局ほとんどの従業員が毎日同じ席を利用する「席の固定化」が起こるのは、典型的な失敗例です。

新しいオフィスのコンセプトや各エリアの利用ルール、導入されたツールの使い方などを明確に周知し、従業員の行動変容をサポートする仕組みづくりが重要です。また、オフィス完成後も、利用状況のデータや現場の声を分析して改善を続けるなど、「運用して育てていくこと」を前提とした計画が成功につながります。

成功する「出社したくなるオフィス設計」の3つのポイント

前述のような失敗を避け、従業員に「出社したい」と思わせるオフィスを実現するためには、どのようなアプローチが求められるのでしょうか。

ここでは、自社の働き方や文化を深く理解し、最適な空間を構築するための3つのポイントを解説します。

データやアンケートを基に設計方針を立てる

まずは従業員を対象としたアンケートやヒアリングを実施し、現在のオフィス環境に対する課題や、新しい空間への要望といった定性的な情報を集めます。

同時に、会議室の利用率や各エリアの在席率などの客観的なデータを分析し、スペースの過不足や利用実態といった定量的な事実を把握することも重要です。

こうしたデータを収集・分析することで、「集中作業用のブースが不足している」「部門間の交流が少ない」といった具体的な課題が見えてきます。これらを正確に特定し、解決のための設計方針を策定することで、的確で納得感のある魅力的なオフィスづくりが可能となります。

働き方に合わせたゾーニングと動線設計

従業員がその時々の業務内容や目的に応じて最適な場所を選べるようにする方法として、オフィス内を機能ごとにエリア分けする「ゾーニング」があります。例えば、活発な意見交換を促すオープンスペース、高い集中力が求められる作業のための集中ブース、気分転換や雑談ができるリフレッシュゾーンなどを明確に区別すると良いでしょう。

さらに、これらのゾーン間を従業員がストレスなく移動できるよう、スムーズな動線設計を心掛けることも重要です。人の流れを考慮した通路幅を確保し、関連部署を近接するエリアに配置することで業務効率の向上につながり、偶発的なコミュニケーションを誘発する仕掛けとしても機能します。

  • オープンスペース事例
参考:https://illumin.jp/works/soyokaze/
  • 集中ブース事例
参考:https://illumin.jp/works/kickinc/

関連記事:オフィスのフリースペースは居心地の良い空間に!有効活用するメリットと事例

関連記事:オフィスの集中ブース・個室ブースの選び方|効果的な配置方法もご紹介

企業文化を体現するデザイン要素を取り入れる

オフィスは、企業のビジョンや価値観を内外に示す強力なコミュニケーションツールでもあります。

デザインに自社のアイデンティティを反映させることで、従業員の帰属意識や誇りを醸成することが可能です。例えば、コーポレートカラーを内装のアクセントとして効果的に使用したり、企業の歴史や製品を展示するスペースを設けたりする方法があります。

オフィスが企業文化を体現する場となることで、従業員への行動指針の浸透を促し、組織の一体感を高める効果が期待できます。

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「出社したくなるオフィス」は経営戦略の一部

「出社したくなるオフィス」への投資は、従業員のエンゲージメントや生産性の向上、部門を超えたイノベーションの創出、そして優秀な人材の獲得・定着にもつながる、企業の持続的成長に欠かせない取り組みです。つまり、単なる福利厚生の充実や内装の改善ではなく、重要な経営戦略の一つと捉える必要があります。

また、オフィスは人材という最も価値ある経営資源のパフォーマンスを最大化するためのプラットフォームです。明確なビジョンのもとで事業戦略とオフィス戦略を連動させ、働き方の変化に柔軟に対応できる環境を整えることが、今後の企業競争力を左右します。

こうした戦略的な視点を具体的な空間設計に落とし込むには、社員の行動や心理を理解し、自然と出社したくなる“仕掛け”を設計することが重要です。

以下の資料『出社したくなるオフィス設計・デザインの仕掛け6選』では、実際に多くの企業が成果を上げている空間デザインのポイントと事例を紹介していますので、自社のオフィス改善のヒントとしてぜひご参照ください。

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この記事を書いた人
イルミナ コラム編集部
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