「とりあえず流行りのおしゃれなオフィスで!」
「おしゃれなオフィス特集に載っていた、あの会社みたいな内装にしたい」「トレンドを取り入れたかっこいいオフィスにしよう」
こういった、流行りに影響された内装設計には注意が必要です。内装コンセプトがブレたり、自社の働き方に合わないレイアウトの原因となりうるからです。
まず、「業務効率の向上」「コミュニケーション活性化」など、オフィスの内装構築に対する目的を明確にしましょう。そして、洗い出した目的に沿って内装コンセプトに落とし込むことが重要です。
「自社ブランドはクールなイメージだが、コミュニケーション活性化のために活気のあるオフィス内装に」
自社のオフィスに対して、どのようなイメージを抱いてもらいたいでしょうか。ブランディングについては別途詳しく解説していますが、オフィスの内装によって会社のイメージ向上も目指せるため、社風や外部からのイメージと内装デザインにギャップが生じないように設計することが大切です。内装で自社のイメージを体現できれば、信頼感や安心感などを社内外に与えられます。
「自社に合った素敵な内装ができたのに、何かおかしい・・・」
内装コンセプトに合わせた設計やデザインは重要ではありますが、そもそも自社に最適なスペースや面積を実現できているのかを確認・見直すことも大切です。
自社の働き方に合わせた空間になっていないと「従業員同士の交流が生まれるフリースペースを設けたものの、まったく使われていない。むしろ会議室の数が足りておらず、そちらに面積を割くべきだった」といったことも起こりえます。
社員の働きやすさを考慮し、必要となる空間をピックアップしましょう。レイアウトを考える際には、行動導線にムダがないか、業務効率化が図れるかといった視点も必要です。